よく見て描いてはいけません。
実は、私、まんがを描くという仕事を選択したのは、
人が苦手だったからです。
だから、人と接することを避けてきたのですが
なんと!
自分なりの方法がわからなかっただけで 実は自分が、
人と接することが好きだと気づいてびっくりしています。
こんなふうに人というのは 一度思い込んでしまうと、
案外それを疑わないものです。
何度も同じトラブルがあっても、
表面のことに気を取られて 原因が「別」にあると
気づかないままだったりします。
朝起きられなくて遅刻ばかりしている人が、
それを治そうと 大音量の時計に買い換えるようなものです。
そこじゃないだろっ!って話ですよね。
基本の基本こそ
間違っている可能性がある。
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WEBを見ると絵が下手になってしまう人への
指摘の一番に、こういうのがあります。
「よく見て描かないから」下手になる
「もっとも」と思える意見です。
でも 本当にそうでしょうか???
私は、そうは思いません。
「よく見て」しまったら、描けないんじゃないかと思います。
「情報」の多さに混乱しちゃいます。
笑
よく見てそのままを写実出来る人は
自分がそうだから
「よく見ることなしには絵は描けない」
と 思い込んでいるだけです。
だから、規格外の絵をみると
「(対象を)よく見てない、よく観察していない」と 断定してしまうんです。
さて。
私達がやろうと思っているのは
「写実すること」でしょうか?
違います。
楽しくお絵描きしたい。
そして、それで、何を伝えたいだけです。
猫なら猫。
りんごならりんご。
いつもポニーテールの隣のAちゃん。
対象がもっている情報の中で
最も伝えたいポイントさえちゃんとわかっていれば
そこだけを描けばいい。
伝わるお絵描きはちゃんと出来ます。
猫の髪七三分けみたな模様?
どんなにりんごが好きか?
Aちゃんの可愛らしさ?
実物なんか見なくてもいいんです。
「よく見て描け」 そんなアドバイスは、無視しましょう!
笑
コンセプトをビジュアルにする
「お絵描きまんが」の方法を使うと
何万回もの写実練習をすることなく「お絵描き」が楽しくできます。
■いままでにできなかった楽しいお絵描き。ぜひ、体験ください。
11月20日(日)の
おいでください。
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