イメージは絵にできません。
今日は、
一日に何十も何百もの「絵」をかかないと うまくならない、
というのは嘘だというお話です。
私は、一日中、まんがのことを考えています。
つまり、一日中、「絵」を描いているわけではありません。
考えるというより、
いままで無意識にやっていた「絵を描く」という行為を
言葉にするという作業をしている、
といったほうが いいかもしれません。
「言語化」という作業です。
絵を描くことと言語化?
何の関係もないかと思われるかもしれませんが
不思議なことに 「言葉になればなるほど」
「よく伝わる」絵がかけるようになるんです。
こと、お絵描きやイラストに関しては
「何を伝えたいか」を言葉にすることで
ビジュアルにしやすくなります。
「言語化する」ことで
「模写」や「トレース」をするだけでは、
とうてい到達できない「クリエーター」という存在に
あなたはなることができるのです。
いったん「言語化する」お絵描き、
それが「お絵描きまんがメソッド」です。
■「こんな感じ?」
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「絵が下手な人」の特徴として
WEBにあげられているもののひとつに
「なんとなく描いている」 というものがあります。
確かに、何を描くべきか「ぼんやり」しているより
「はっきり」しているほうが 描きやすいに決まっています。
でも、この「はっきり」というのが曲者です。
いくら、ビジュアルではっきり 脳に浮かんでいても、
絵がすんなりかけるわけではありません。
これは、絵が得意な人でも同じです。
逆に、はっきり浮かんでいる分、
それがビジュアルにならない感が 強くなってしまいます。
「想像で描く」という言い方がありますが
実は、想像では描けません。
では、絵の得意な人間は、どうやって描いているのでしょう?
彼らは、イメージをそのままを 絵にしているわけではないのです。
イメージしたものの「コンセプト」を ビジュアル化しているのです。
つまり、「記号化」しているわけです。
昨日お話した、記号化、おぼえておいでですか?
だれでも、それをわかる情報だけを 単純な線でデザインする。
この作業が早いひとが 絵が得意な人です。
実は、それが、絵を描くということなんです。
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■伝わる絵の描き方、ゲットできます。
11月20日(日)
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