嫌いな人、可愛く描けますか?
ども。
まんがインストラクターのyooこと
タカノユウです。
突然ですが。
「芸術は糞だ!」といったのは
今はなき、高校の美術教師でした。
たぶん
描く対象に向き合い、
「魂」を成長させるのこそが「創作」で
その結果として
あらわれるのが「作品」だからで
ありましょう。
笑
乱暴ではありますが
一理あります。
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隠せない気持ち。
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作品には
意図せずとも
描く本人が表現されてしまう、というのは
よくいわれることです。
ある人間の思考回路と
その人がもつ表現手段を通して
創作されるのが作品なので
考えてみれば当たり前なのですが。
その人の魅力的なポイントを
カワイイまんがの形に落としこむ
「お絵描きまんが似顔絵」の場合も
同様。
だから
「あなたに会えて嬉しい」と思える相手しか
描かないし描けない
というのが基本スタイルです。
「写真だけ」では描けません。
外見しか情報がない場合
描けたとしても「まんが似顔絵」としては
情報不足作品になります。
ただの似顔絵になっちゃうわけです。
笑。
■タモリさんに関しては、実際お会いしなくても、
私の中に彼に対する情報が多いので描くことができますが。
お絵描きまんが似顔絵の
一番の難関は
「好意を感じない人を描くこと」
でしょうね。
基本、描かないほうがいい。
極力、描かないほうがいい。
笑。
どうあがいても
その人に対する
批判や皮肉的な視点や
気持ちが作品に出てしまいます。
それはそれで
「まんが」の持つ特性の一つで
的確に描けていれば
新聞にのるような「まんが似顔絵」が
描けますけど。
それが
見た人を幸せにするとは
言えないでしょうね。
おっと!
参考に紹介しようと思って
過去に書いた舛添さんの「まんが似顔絵」
(弱者の首を狩る死刑執行人に描いた作品)を
探してんだけど見つからない。
捨てたんだと思う。笑
作品に「嫌い」が出過ぎてて
自分でも不快だったんでしょう。
相手が憎んでいる人でも
いいとことを描いてあげられるようになったら
「マスター」かと思います。
はい。
私もまだまだ
修行中でございます。
過去の教室の参加した方が
お絵描きまんがを描くことで
「自分が客観的にみられるようになった」と
いってくださいましたが
誰かを描いたとしても
その作品がまるで鏡のように
自分を映し出してしまうという
その効果ゆえでしょうね。
「自分を見つめ直したい」そんな方にも
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